September 03, 2009

APS-Cとフルサイズ

 キヤノンのAPS-CサイズのフラッグシップとなったEOS7D、価格は10万円台後半(17万円前後か)の予定。
 そしてキヤノンのフルサイズのミドルクラスになるEOS5DMarkIIは20万円半ば(25万円前後)。
 この8万円の価格差をどうとらえるか。
 そもそもフルサイズとAPS-Cサイズって何か、簡単にいってしまうと撮像素子の大きさで、フルサイズというと35mm判の大きさとほぼ同じ、だから昔からの一眼レフ用のレンズがそのままで使える(光学性能的に古いレンズは辛いのだが、それは置いといて)。
 かたやAPS-C、これはその昔コダック社が日本のメーカーに呼びかけて作った新たなフィルムの企画でAPSってアドバンスト・フォト・システムの略、デジタル一眼レフの黎明期撮像素子がかなり高価で、大きさがフルサイズの約半分のサイズのもので発展してきた、そのサイズがちょうどAPS-Cサイズに近かったのでそう呼ばれるようになったらしい。
 いらない説明が長くなったけど、フルサイズの約半分なのがAPS-Cサイズ。
 撮像素子が約半分の大きさなので、レンズの画角も狭くなりキヤノンでは1.6倍に換算して言い表すことになった。
 つまり50mmのレンズだとAPS-Cサイズでは80mm相当になるって事、だからAPS-Cサイズは望遠に強く広角が弱くなってしまう。

 でここからが本題、広角レンズが好きな自分としてはフルサイズを選べば12mmからの撮影が出来る、一方APS-Cタイプだと12mmのレンズを使っても19.2mm相当、現在APS-C用として発売されているレンズも10mm(16mm相当)から始まるズームしかない。
 ここで8万円の価格差をどうとらえるか、な訳だけど。
 広角を諦めて安い(とは言っても十分高いけど・・・)APS-Cのボディーを選ぶか、それとも広角がフルに使えるフルサイズ機にするか、これは非常に悩ましい、両方持てればそれに越したことはないんだけれど、そんなこと現実的には不可能と行って良く、私の悩みは尽きないのだ(この程度のことで悩んでいられるのは幸せなことかも)。

18:07:02 | kamiarizuki | | TrackBacks