神在月の雑かん

良い温泉とは

　世間一般の人の良い温泉って、やはり綺麗な宿に豪華で美味しい食事がでて、広い露天風呂があるって感じなんでしょうか。先日自分としては珍しく、１泊１万円後半の宿に泊まることが出来て、そんなことをあらためて感じた。
　確かに宿に付いたら荷物を持ってもらったり、美味しい会席料理を食べたりして、風呂に行ったら脱衣所にはアメニティーグッズが完備されていて、手足を伸ばせる広い露天風呂なんかもあれば、日常を忘れてすこしのんびりも出来るけど、なんかお湯の良さって余り関係ないような気もするんだよね。
　私が好きな温泉を考えてみると、そんなに広くない湯船に、少しくたびれた建物、そして家族だけでやってて過剰なサービスは無しって所が多いんだよね。でもお湯は個性的で何時間は言ってても飽きない、そんなところばかり、料金も安い所が多いので気楽だしね。
　高級な旅館が悪いとは言わないけど、たまには本物の温泉を堪能するためにそんな宿に泊まってみるのも良いんじゃないかな。