September 03, 2006

日曜の出来事

 9月3日
 たまの休みくらいはゆっくり寝ていようと思ったのに、今日も結局何時もと同じ6時過ぎには目が覚めてしまった。
 金曜日の夜に本を読みながら、日曜日には一畑薬師の一畑饅頭を買いに行くと決めていたので、少しのんびりとした朝食を食べた後宍道湖の北を西へ向かって走りだした。
 
 わりと知らない人が多いけど、宍道湖でも結構蜃気楼を見ることが出来る今日は斐川平野の建物や出雲空港のターミナルビルが浮いて見える。
 気象条件次第なのでいつでも見られるって訳ではないけど、富山湾の蜃気楼よりは見られる確率が高いんじゃないだろうか。

 松江しんじ湖温泉近くの湖岸でいきなり道草した後に、本日の目的地である一畑薬師へ。私がガキ頃この山の上に一畑パークと言う遊園地があって、ここに連れて行ってもらうのが楽しみだった。一畑パークが無くなって早数十年、無くなった後に一度だけ一畑薬師に行ったけど、それにしてもこの地を訪れるのは約二十年ぶりだった。
 着いてみると思わぬ人の多さに少々びっくり、土産物店もそんなに元気はない感じだけどしっかり残っててほっとした、ここで饅頭が買えないと今日来た目的の半分も達成出来ないことになるからね。
 参拝も無事終わり一路製造元「開眼堂」へ、ここでサービスに一つもらって早速購入、お茶をいただいて一息入れたあと、下山する事にする。

 下山は来た道と違う道へと言うことで日本海へ向かって下ってみた、今日は天気も良く隠岐島まで見渡すことが出来た。
 一度小伊津に出た後もう一度山を越えて宍道湖北部広域農道まで戻り、昼食を食べに近くの道の駅に向かって車を走らせていると、「湯の平」と言う標識を見つけた。調度仕事の関係で訪れてみたい場所だったので、ちょっと方向違いだけどハンドルを切ってみた。
 
 ここを数百m走っていると思いがけない看板が目に入った。

 今まで色々な文献を調べたりしていても島根半島のこの位置で温泉があるって事が書いてある資料にはお目に掛かったことがない。
 とりあえず、看板に従って山の方へ車を走らすが、全くそれらしき物がない。車を回転できる場所で一度農道の方へ戻ってみるがやはり無い。
 たまたま近くで作業をしている地元の方に聞いてみると、「在るには在ったが、もうだいぶ前に涸れてしまって、この看板も外さないと」と言う答えだった。
 ここまではっきり言われてしまってはどうしようもないので、どうにも気にはなるが諦めて昼食を食べに向かった。

 昼食を食べていてもどうにも気になる、昼食後残りの日程を変更して県立図書館で情報を収集するために向かってみる。
 2万5千分の地図他、いろいろな資料を探しても全く記載無し、唯一ゼンリンの地図にそれらしい記載があるだけで結局全く分からずじまい、やはり現地で調べるしか道はない、もしちょろちょろとでも湧いていれば大発見って事で、再度現地へ車を戻した。

 午前中にUターンさせた場所からさらに細い道を山の方に走らすと、コンクリート舗装がとぎれるところに車を数台駐車できるスペースを発見、そこには怪しいコンクリートの升もあり期待は高まる。
 車を降りて歩き始めるとさらに入り口の看板発見、ここに確実に何かあった証拠、期待は否が応でも高まる。
 倒れた看板に従い小川の方へ降りるとさらに看板が、完全に探検隊と化した私達はいよいよ未知の領域に・・・

 しかし、成果があったのはここまで、この後は全く収穫無し、もしかしたら湯を引いていたかも知れないパイプらしき物は見つけたけど、肝心の施設は跡すら見つけることが出来ず、源泉もまるで分からなかった。

 今日はなんの装備もなく足下もサンダル履き、これ以上は危険と判断し撤退することにした、ここまで迫って成果無しは寂しい、次は強力な助っ人を頼むしかないのか。

 湯平温泉を後にして、今日は松江しんじ湖温泉のしまね社会保険センターで汗を流して帰宅、今日もなかなか収穫の多い一日だった。
 

20:07:00 | kamiarizuki | | TrackBacks