神在月の雑かん

苗字制定記念日

　今日は春一番が吹いて暖かい一日だった。
　13日の金曜日の今日は明治8年、明治政府が「平民苗字必称義務令」という太政官布告を出して、すべての国民に姓を名乗ることを義務附けた日。
　苗字って今はごく普通に使っているけど、明治になって貴族や武士以外の一般の人も名乗れるようになったけど、苗字を付けたらその分課税されるんじゃないかと警戒する人が多くて、なかなか名乗る人が増えなかったので、明治政府が名乗るように義務づけたらしい。
　でも普通の人がいきなり苗字を付けろと言われても、そんなに簡単に苗字を付けられなくて、村の有識者などに相談した結果村中がみんな同じ苗字になったって事がけっこう彼方此方であったらしい。
　島根でも結構そんな場所があって、苗字を聞くと出身地が分かってしまったりします。