July 26, 2009

出雲大社御本殿大屋根特別拝観

 7月26日(日)今日は朝から雨、それでも予定通りに家を出て、途中出雲市内で昼食をとって出雲大社に向かった。
 正直もう少し混んでいるかと思ったが、駐車場にもすんなり入れ、14時からの拝観予定だったけどかなり早く着いた。
 取り敢えず受付所に行くと、ここも思った以上に人がいない、私達も拝観予定より早く13時半から見学できることになった。
 やはり雨が降るなか人出が思ったよりは多くなかったようだ。
 そしていよいよ素屋根の中へ、本殿も巨大だと思っていたけど、それを囲む素屋根はさらに大きい、中に入って間近に見る本殿は何か畏敬の念を抱かせるようなたたずまい。

 階段を登りいよいよ大屋根との対面、こちらも間近で見ると迫力が違う、面積約180坪厚さも軒先で約1mある大屋根を、約64万枚の檜皮をもって葺き替えると思うとその労力が忍ばれる。
 それにしても近くで見るとやはり結構痛んでいる、こけが生えたり何か動物が開けたような穴もあいていた。
 軒先から見上げる格好になるわけだけど、流石にこれだけ大きいと千木や勝男木は遙か彼方、小さい双眼鏡を持っていかなかったことが少しばかり心残りか。
 昭和28年年以来の風雪に耐えた屋根もいよいよ葺き替え、昭和の修理の時よりは機械化が進み、素屋根の中にクレーンも設置され作業的には昭和の修理よりはスムーズに行くのではと思うのだが、やはり最後は手作業、1平方メーターあたり竹釘が数千本必要とのこと、屋根全体になるといったい何本になるか想像も出来ないような本数、この手間だけ考えると気が遠くなりそう。

 今回は空いていたし外は雨、素屋根の中は思った以上に過ごしやすい気温、これがピーカンだとかなり暑くなることが想像に難くない。
 今日は混雑することもなくゆっくり見れたので、なかなかよかった。
 次は檜皮を全て剥がしたときにまた特別拝観が行われるようなので、その時もまた見に行きたいものです。

17:59:31 | kamiarizuki | | TrackBacks