May 22, 2012

舗味留(ぽあーる)

先月末、奥出雲町の新しい温泉、長者の湯のオープンの日。
誰よりも早く一番風呂に浸かった後、休憩所で横になっていると、おねーちゃん二人組に、なにやら自慢話をしているおっちゃんがいた。
直ぐ近くで話してたので、聞くともなく聞いていたら、昼食は蕎麦が食べたい、みたいな話になった。
今までの流れだと、どうせ有名どころのあの店か、それともこっちの店を紹介するんだろうと思っていたら、ちょっと意外なお店を紹介していたのでビックリした。
その時は別に蕎麦が食べたいとも思わなかったので、そんなに気にも止めてなかったけど。
日が経つにつれ、何だか気になってしょうがなくなった。
先週の土曜日、相方がまだ長者の湯に入ったことがないって事で、湯郷へ行く前に寄り道することにした。
朝少し遅めにでたので、長者の湯をでたら昼食までそんなに間がない時間、ここで先のお店を思い出し、せっかくなので蕎麦を食べに行くことにした。
それが、手打ち蕎麦山菜料理 舗味留(ぽあーる)。
松本清張原作の「砂の器」の舞台として有名な奥出雲町の亀嵩にその店はある。
店構えは手打ち蕎麦山菜料理と言う割りには、一昔前の喫茶店風、幟が立ってなかったらここで蕎麦が食べられるとはちょっと思えない感じ。
実際、昔からこの店の存在は知っていたけど、美味しい蕎麦が食べられるとは思ってもいなかった。
店内に入ると、数年前に放送されたTVシリーズの砂の器のロケで来店した、渡辺謙さん達の写真や色紙が沢山あった。
渡部謙さんは、ここの蕎麦を気に入って、割子を10枚食べたとか。
割子蕎麦は出雲蕎麦独特の食べ方で、割子という器に茹でて水洗いした蕎麦を盛って、薬味とだし汁をかけて食べる普通は三段重ねで出てくる。
話が微妙にずれてる気もするけど、とにかく店に入ってみると、昼食時には少し早かったけど席はほぼ埋まっていた。
空いた席にとにかく座って、メニューを眺めてみると、蕎麦以外にもあれこれあったけど、ここは迷わず割子蕎麦、それと香茸ご飯が名物らしいので、一つはセットにして注文、したいのに誰も注文を取りに来ない・・・
どうも女将さんと親父さんの二人で切り盛りしてるよう。
呼んでも応答なし、参ったって顔をしてたら隣の席の人が、焦っても仕方ないって。
なんか商売っ気がない、それでも無事に注文も通って、待つこと暫し。
やっと出てきました。
やはり此方のお店も三段重ね、薬味は既にそれぞれの器に入っていた。
お店によっては、薬味は別になってるところもある、個人的には別になっていた方が有り難い、最初は蕎麦だけで食べてみたいですから。
で、ここの蕎麦、あのおっちゃんが自慢していたのも分かる、腰があって蕎麦の風味も良く、なかなかの物。
だからここが一番かと言われたら、ハイそうですとは言えないけど、美味しい部類に入れて間違えはない。
一緒に頼んだ香茸ご飯も美味しかったけど、此方は香茸の有り難さが今一分からなかったのが残念。
まあ、何にしても蕎麦は美味かった。

23:08:07 | kamiarizuki | | TrackBacks

おはようございます。

昨日は金冠日食、今朝はスカイツリー開業。
ニュースは盛り上がってるようだけど、私的にはいまひとつ気分は低調。
昨日はテンションそんなに低くなかったのにねー。
やっぱりスカイツリー開業は関係無いからでしょうか。
今日は幸い火曜日、ゆっくりやります。


07:31:44 | kamiarizuki | | TrackBacks